東海市立
市民活動センター
Support for community activities
東海市立市民活動センターは、愛知県東海市が名鉄太田川駅前に設置している施設です。SORATO(ソラト)という商業ビルの3階にあります。
どのような機能を持ち、どう活用されているのでしょうか?東海市の委託を受けてセンターを運営されている特定非営利活動法人まち・ネット・みんなの広場の加藤龍子理事長にインタビューさせて頂きました。
インタビュー日:2017年1月19日
記事担当:
牛尾祐樹・岩田美羽・加藤寛之・冨田龍成・八尋竜弥
市民活動センターQ & A
東海市立市民活動センターは
どのような場所ですか?
市民活動を行っている団体や個人を支援する場です。主に、市民団体やまちづくり団体が情報収集や相談、交流の場として市民活動センターを利用されています。特に資料作成のための「印刷・作業室」、あるいは会議の場として「会議室」「登録団体予約席」等は使用頻度が高く人気です。
ただ、現状として市民団体の多くは活動資金の獲得が難しく、会議室を借りるだけでも一苦労しています。
そこで、市民活動センターでは比較的安価の会議室を貸し出したり、予約が必要ですが、登録団体には無料で使用できる会議スペース「登録団体予約席」を設けています。
(追記)
インタビューの際も「登録団体予約席」を使わせて頂きました。なお、利用するためには【市民活動センターへの利用者登録】・【登録団体予約席使用の予約】が必要です。
登録団体予約席を利用しての会議の際には、パーティションやホワイトボードでプライバシー管理も可能です。
会議以外にどのような目的で利用される方がいますか?
一番利用が多いのが、「印刷室の利用」です。市民活動センターでは、登録された団体は格安料金で印刷をすることができます。
印刷機は、A4サイズのような通常の大きさだけではなく、催事の際に用いる看板用サイズ(最大B0)まで対応しています。
また、数に限りはありますが、印刷に必要な用紙や印刷したものを保管するロッカーも無料で貸し出しています。
(追記)
インタビュー時、ロッカーに空きはありませんでした。残念!
登録団体にどのような支援を行いましたか?
例を教えて下さい。
自分たちの地域公園に地域のシンボルとしてレモンの樹を植え、皆で育てる過程で住民相互のコミュニケーションを円滑にしたり、相乗効果として健康増進につながるとして活動している「三ツ池レモンの会」があります。
その会では、当初は収穫した果実を関係者や地域近所に配るだけでしたが、ある助成金の獲得を機に次なる展開を考えて市民活動センターへ相談に来られました。
商品開発の視点から、有効なコラボ先としてある登録団体を紹介しました。東海市のパティシエさん達で構成されるその団体さんですが、某パティシエさんが「商品開発に」とレモン果汁を活かした商品を考えて下さり、市民活動センター交流会での試食会が実現しました。もちろん、大好評!!!
こうして、相談案件から登録団体さん同士のコラボが成立し、Win-Win(ウィンウィン)の関係が築けたわけです。
Interviewer's voice
イベントを開催する際に市民活動センターは欠かせません
-八尋竜弥-
大学祭や地域のお祭りなどで、自分たちの研究してきた成果を発表することがあります。発表までに何度も大学で会議を重ねるのですが、時に大学で会議ができないこともあります。
そんなとき、格安もしくは無料で貸し出ししてもらえる会議室があると大変助かります。私たち学生の学びも支援してくれる存在だと感じています。
Interviewer's voice
身近にあって頼れる存在
-冨田龍成-
大学生の立場からみて、東海市立市民活動センターは「最も頼りにできるところの1つ」、「頼らせてもらえるところ」であるということが魅力です。
センターに団体登録をすることで、大学側が地域との交流、地域と連携し情報や意見の交換をし合えるなど、大学生らしく活発な地域活動をしていく上で必要不可欠な場所であると思います。